紙の種類やサイズについて、基本的なことをまとめました。
すべての印刷物に共通すること
用紙の種類
「コート紙」「マットコート紙」「上質紙」が代表的です。
コート紙はツルツルした手触りで、光を強めに反射します。明るくハッキリしたデザインに向いています。
マットコート紙はしっとりした手触りで、コート紙よりも落ち着いた雰囲気になります。ほど良く光を反射します。
上質紙は表面のコーティングをしていない自然な質感が持ち味で、発色は控えめです。
その他にも紙の種類は山ほどありますが、いずれも値段が張ります。それでもこだわりたい!という場合はご相談ください。
用紙の厚さ
紙の厚さは90kg、110kgというように、斤量(きんりょう)で表します。斤量=原紙(四六判788mm×1091mm)1,000枚分の重さで、数字が大きくなるほど厚くなります。
70kg:手に持つとペラリと後ろに倒れるくらいの厚みです。DMの郵送料が気になる場合はあえて70kgを選ぶこともあります。
90kg:演奏会のチラシで最も一般的な厚みです。
110kg:チラシだとかなり重厚な印象。意外と重いです。
写真、画像について
出演者写真はメール添付等でご提出ください。
背景画像やイラスト画像はこちらでイメージに合うものをご用意しております。抽象的な画像の他、パブリックドメインになった絵画の画像を使うこともあります。こんな雰囲気、色合いの画像を使いたいなどご希望がありましたらお聞かせください。
印刷に適した写真について
一般に、印刷用の写真はPCモニタ用画像の5倍の大きさが必要です(印刷は300~350dpi、モニタは72dpi)。特にチラシやポスターで大きく使いたい演奏家写真は、「サイズの大きな写真」または「高解像度の写真」をご用意ください。仕上がりの美しさに違いが出ます。
特色について
特色印刷にも対応いたします。通常のカラー印刷はC/M/Y/Kの4つの版を重ねることで色を出しますが、特色印刷では予め決められた色に調合されたインキを使います。演奏会の印刷物ではチラシの裏面でよく使われています(茶色1色刷り、紺色1色刷りなど)。通常の印刷よりも割高にはなりますが、モノクロとはまた違う雰囲気を出すことができます。
チラシについて
チラシのサイズ
演奏会のチラシはA4サイズが基本です。ひとまわり小さいB5サイズも素敵ですが、ラックに立てると見えなくなってしまうなど不便なこともありますので、A4サイズをおすすめしています。
チラシの厚さ
基本の厚さは90kgとなります。より薄い/厚い紙をご希望の場合は見積りフォームにご記入ください。
デザインのイメージ
言葉でイメージを伝えるのは難しく思われるかもしれませんが、コンサートのタイトル、キャッチコピー、曲目などをふまえればイメージが定まってくることがほとんどです。それをベースに、ザ・定番にしたり、わざと外したりしてバランスを取ります。「あのチラシのようなテイストで」などのご希望も承っております。
タイトル、キャッチコピー、ボディコピー
チラシではタイトルやキャッチコピーも大切なポイントです。
電車の中吊りやポスターなど、キャッチコピーになんとなく目が行き、その後の文章(ボディコピー)をじーっと読んでしまったなんてことはありませんか? 演奏会のチラシも同じように、コンセプトを短いキャッチコピーで伝え、ボディコピーでじっくり読んでいただくという流れがあるとより興味を持っていただけます。必須ではありませんが、一度考えてみるのもおすすめです。
チケットについて
チケットのサイズ
「148mm x 60mm」または「160mm x 65mm」を基本としています。(一万円札が160mm x 76mmです)
その他のサイズにも対応可能ですので、ご希望の場合は見積りフォームにご記入ください。
チケットの厚さ
110kgを基本としています。チラシよりもやや厚みがあります。
ミシン目
ミシン目にも対応しています。2本入れることも可能です。
ナンバリンク
数字の連番や半角英数字・記号によるナンバリングも承っております。
デザインについて
チラシと一緒にご依頼いただいた場合は、チラシと同じテイストで制作いたします。
プログラムについて
プログラムのサイズ・製本
A4判(閉じた状態でA4、見開きでA3)、B5判(閉じた状態でB5、見開きでB4)、三つ折りがよく使われるサイズです。
8ページを超える場合は、二つ折りにして重ねた紙の中央をホチキスで留める「中綴じ」という製本方式で作成いたします。
プログラム用紙の厚さ
程よくコシがあり、ページが増えても扱いやすい厚さ110kgを基本としています。より薄い/厚い紙をご希望の場合は見積りフォームにご記入ください。
デザインについて
チラシと一緒にご依頼いただいた場合は、チラシと同じテイストで制作いたします。